黒シャムしま

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「シェリ」を観た

渋谷のル・シネマで英語映画「シェリ」を鑑賞。

品良くまとまっていた。
すばらしかったのは衣装や美術、ロケ地。その辺はもう一度見てもいいくらい美しかった。というかロケ地へぜひ行ってみたい。それくらい良いセレクトだった。「シェリ」メイキング

残念なのはやっぱりシェリ。あの時代にあの長髪はどうなんだろうか。シェリは巻き毛が美しいとしてもあのボサボサ加減はちょっとー。もっとぞくっとするようなお若いダンディに仕上げてほしかったなあ!

もうひとつ残念だったのはル・シネマの設備の古さとサービスの安っぽさ。たとえば化粧室で手を洗おうとしたら蛇口をひねらないと水が出ない。今ドキめったに出会えない手動でレバーではないタイプ。トイレ自体も20年前の造りのままである。後付けできるような設備機器の取り付けもほぼ無い状態。ロビーのカウンターでアイスコーヒーを頼んだら紙パックのコーヒーを氷入りグラスについで出されたのにも驚いた。もちろん変な味のコーヒーだった。席に座れば傾斜がゆるくて前に姿勢の良い人がいるとその頭でスクリーンが見づらくなる。シネコンの、安っぽいとは言え人間工学をきっちり取り入れたような見やすいハコに慣れているせいかもしれないが、古いことの良さは全然感じられなかった。今後はル・シネマを避けると思う。

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シェリが英語をしゃべるとか。

コレットの『シェリ』が映画化されて渋谷の文化村で今秋上映される!ただしセリフがフランス語じゃなくて英語だそうで。どうなんだろう、英語って。わかんないなりに多少聞き取れちゃうところがつらいか??まあ小説だって日本語訳で読んでるんだから脳内を柔軟にして楽しめばいいのだろうか。コレットの、あの乾いた憂愁と優雅さはちゃんと表現されているのかなあ。シェリ役の男優がぽってりした感じでそのあたりも微妙。などと苦情を並べてみてもたぶん見ることになりそう。見る前から「物凄く残念」に想像しておけば少しは楽しめるか?屈折した楽しみ方だけれど。

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伊庭靖子さんの絵

2009年春先、鎌倉の鶴岡八幡宮境内で伊庭靖子さんの個展を観た。
全作品が好きだけれど、とくにクッションのシリーズ。
こんなに好きな絵は久しぶりだなあと感激。
以来彼女の絵を追っている。

伊庭さんは絵の対象の質感を描き出したいそうだ。
でも彼女の描いているのは絵の具の質感の謎だと思う。
フルーツ、ゼリー、クッション、皿。
すべての絵で境界がない。
モナ・リザの手、カリエールの奥行きと同様にエッジが無くぼやけている。
このぼやけた柔らかい絵の具ののりかたがジェラートのようでたまらない。
彼女の作品集が出ているが、印刷物にこのジェラートのあじわいは無い。

去年は作品への思いがつのり、
作品をゆずってもらうべく伊庭さんに連絡しようかと思った。
作品の値段も出せない金額ではないようだ。
でも個人的日常のなかへあのクッションがきたらどうなのだろうか。
あのクッションは生活の無い美術館か、
画家のアトリエでしか呼吸しないのではないか?
そう考えて今は思いとどまっている。

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木村伊兵衛

(いまさら、だけれど備忘録)

木村伊兵衛とアンリ・カルティエ・ブレッソンの写真展を恵比寿で2010年1月に観た。

予想したよりたくさんの作品群。木村伊兵衛作品は圧巻。
白のまばゆさと黒の奥深さが温度を伴っているようだった。
木村伊兵衛のあとだとブレッソンの作品は作り過ぎに見えてしまった。

伊兵衛作品、あの色合いの作品が欲しいとずっと思っている。
初めての出会いは霧のロンドン塔の写真だった。
それ以来ずっと正規品?を追っている。

恵比寿の写真美術館はじつは初めて行ったのだが、
全体的にツンとすましたかんじがセゾン文化みたいで良かった。
アートや音楽の表現現場は、俗に迎合しないでほしい。

写真の作品はときどきモーレツに所有したくなる。 
うちの玄関にはブラジルのミュージシャンがシャム猫を抱いているレコードジャケットを飾っている。
その写真のミュージシャンは抱いている猫にキスをしていてさぞや愛しているのだろう様子。
されどネコちゃんは(ウザー!放せ???!)ともがいている様子。
ヒトとネコ族との関係の甘さとせつなさがよく写っていて毎日見てもあきない。

ロベール・ドアノーも最近見ていない。
今年どこかでやってくれないかな。

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天井桟敷の人々

まだ観ていなくてかつ「絶対に映画館で観たい!」と思っている映画が何作かある。
そのうちの一作、「天井桟敷の人々」を下高井戸で観た。
久しぶりにすごい映画を観た。3時間なんてあっという間。
静かな映画だと寝てしまう夫も最後までしっかりと観た。

時代設定は1840年代かな。
最近ハマっているバルザック作品の時代とシンクロするようだ。
1945年製作の映画らしいが、現在でもフランスを代表する映画だと言われている。
たしかにイングランド、ドイツ、イタリア、
どの国にも当てはまらないフランスゆえのコクのある芳醇な映画。
すべての登場人物がいきいきとしている。

無言劇俳優バチスタ、義侠心?のある悪党ラスネール、
女好きでシェイクスピアに心酔している俳優ルメートル、
気高く傲慢なモントレー伯爵、その他脇役もどの役柄にも感情移入。

脚本はかのプレヴェールだという。
週末のひととき、至福の3時間だった。

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